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ついでにWBのお話を。(その1) [管理人の独り言]

太陽の下で、タングステンフィルムを使って撮った青いイメージの写真を、
デジタルで再現するお話をしてきました。



カメラのホワイトバランスを使って、写真の色を変えるという内容でしたね。

すこし極端な使い方にはなりましたが、これが先生が教室で仰る「ホワイトバランスをフィルター代わりに使いましょう」というお話にあたります。

今回は話のついでに、もう少し現実的な使い方を3回に分けて書いておきましょう。
(「色温度やホワイトバランスなんて知ってるよ」と仰る方は、この記事は読み飛ばして頂いてOKです)

最初は「色温度」のお話。
RAWで撮られてパソコンで現像しておられる方は、ホワイトバランスの設定をする時に、設定項目の中にあるのを見た記憶があるんじゃないかと思います。



さて、光には色があります。

蛍光灯を買いにいくと「電球色」や「昼白色」「昼光色」というように、色の種類がありますよね。
それを思い出していただければ、御理解いただけるかと思います。

蛍光灯の場合、「電球色」は赤黄色く暖かい光、「昼白色」は白い自然な光、「昼光色」はクールな青白い光を出します。

このような色の違いを数字で表したのが「色温度」です。(単位はケルビン・K)

色なのに温度?というとピンとこないかも知れませんね。
理屈っぽい説明はここでは不要なので触れませんが、この「色温度」の数字が小さいと赤黄色い光となり、数字が大きくなると青白い光となることだけはアタマに入れておいてください。

先ほどの蛍光灯の色を「色温度」で書いてみると、下のようになります。

電球色・・・・・2800K~3000K
昼白色・・・・・5000K
昼光色・・・・・6500K


例えば蝋燭の炎とガス火ではどちらが高温でしょうか?

答えとしては、もちろんガス火の方が蝋燭より高温です。
炎の色を見てみると、蝋燭の炎は赤黄色く、ガス火の方が青白いですよね。

温度が低い方が赤黄色く、温度が高い方が青白い・・・・・色温度と実際の温度は異なりますが、色温度と色の関係と同じです。こんな風にイメージしていただくと覚え易いかもしれませんね。


蛍光灯や炎だけでなく、一番身近で写真に影響を与えているのは、皆さん御存知の太陽です。

お昼間の太陽の光は白いですよね、これを色温度で言うと5500Kから6500Kぐらいになります。
ところが夕方になってくると、夕焼けで太陽の光が赤くなってきますね。
(正確には、太陽から届く光が赤だけになるから夕焼けがおこるのですが・・・)
この時の色温度は2000Kから3000Kぐらいになっています。

このように炎だけでなく、太陽が発する光も色が変化していることが判りますよね。
(なぜ色が変わるかについては、ページの関係上ここでは触れません)

色温度とは、光源の色を数値で表す単位なのが御理解いただけましたでしょうか。




そろそろ長くなってきたので、一旦終了。
次はホワイトバランスについて書きますね。

(続く)


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